ブログ

当事務所代表のブログです。
ページの右側に表示されている「ブログ」の記事を一覧表示しております。

ブログ一覧

結局、NISAってやった方がいいの?

常総FP事務所のホームページにアクセスして頂き、ありがとうございます。
また、当コラム(ブログ)をいつもご覧頂きまして、ありがとうございます。

少し前から、NISA(新NISA)が話題になっていますが、

「結局、やった方がいいの?どうなの?」

とお思いの方が多いと思いますので、独立FPの当方が所見を述べさせて頂きたいと思います。

なお、予め以下のことははっきりと宣言させて頂きます。
・どこかからお金をもらって、この記事を書いている訳ではありません。
 (100%私の率直な意見を述べています。)

結論から申し上げます。
「やった方がよいが、今始めるのは注意を要する」

この意見について、以下で解説いたします。

・「やった方がよい」について
通常であれば、売却益・配当金に約20%の税金がかかるところ、NISA口座であれば非課税になります。
「国がやっていることだから何か裏がある。怖い。」
などと、メディアで発言していたポンコツ芸能人がいましたが、非課税で取引できることは間違いなく大きなメリットです。

・「今始めるのは注意を要する」について
「投資をいつ始めるべきか」という問いに対して、明確な答えはありません。また、いつ始めるにしても注意を要します。

そのような中であえて「今注意を要する」と記述したのは、
 ・ここ10年程度、ずっと株価が上昇基調であること
  (調整局面が訪れるのでは?という懸念)
 ・株高に浮かれているような風潮があること(バブル?)
 ・今、投資を始めている人が多いこと
  (会社の実力以上に株価が上がり過ぎ?)
 ・外国人投資家からの資金流入が多いこと
  (他国に一気に資金が流出する懸念)
といった状況があるからです。


「日常生活に支障をきたさない範囲で」
「非課税の範囲内で」
「(株式については)知っている会社を」
「(投資信託については)構成銘柄・手数料等の仕組みを理解してから」
購入することについては、否定しません。

当然ながら、当方もNISAを活用し、投資を長年続けています。

無理のない範囲で、投資を検討してみても良いと思います。

お読み頂きまして、ありがとうございました。

ー--------------------------
【お問い合わせ等はこちらへ】
 常総FP事務所
 メールアドレス:contactアットjoso-fp.main.jp
        (アットは@に置き換えてください。)
 TEL:0297-21-3775 または 050-3701-6276
ー--------------------------

2024年03月19日

こんなFPは信用しないで!①

常総FP事務所のホームページにアクセスして頂き、ありがとうございます。
また、当コラム(ブログ)をいつもご覧頂きまして、ありがとうございます。

最近、当事務所のWebサイトが、
「ファイナンシャルプランナー 信用できない」
「FP 信用できない」
「FP 収入源」
等のキーワードで検索されていることが分かりました。
(googleサーチコンソールより)

一般の皆様が、FPを疑いの目で見ていることの証拠だと思います。

今回のブログでは、なぜFPが疑いの目で見られているか、その原因の1つについてお話しさせて頂きたいと思います。一人でも多くの皆様に、悪徳FPを見抜くための眼力を身につけて頂きたいと考え、本ブログを執筆いたします。

FPがなぜ疑いの目で見られているか、その原因の1つに、
「借金をしてまで投資(特に不動産投資)させようとするFPがいること」
が挙げられます。
(他に原因はいくつもありますが、本ブログではこれを論じます。)

私は、不動産投資自体を否定しているわけではありません。
”借金をして”まで投資することを否定しているのです。

例えば、余裕資金が1.5億円ある人が、5000万円のマンション投資をすることは、十分に取り得る選択肢の一つだと考えます。条件次第では、私も賛同する可能性があります。

ただし、余裕資金が500万円しかない人が、4500万円の借金をして5000万円のマンション投資をすることは、絶対に賛同できません。

・手元から余裕資金がなくなることのリスクを考えていますか?
・借金を背負うことのリスクを考えていますか?
・投資は「分散投資」が基本ですが、他に何も投資できなくなりますよ?
・その不動産は、今後、収益性は少しずつ下がっていきますよ?
 (建物は経年劣化します)
・リノベーション、修繕費用のことは考えていますか?
・その不動産は、今後数十年間、需要は続くとお考えですか?
 (人口減少社会なのに)
・投資不動産として役目を終えた後の解体費用のことは考えていますか?

少し考えただけでも、これだけの不安要素があります。

「FPが薦めているから安心なのでは?」
と考えていらっしゃる方がいるとすれば、それが大きな落とし穴なのです。

なぜなら、そのFPは、不動産投資会社からマージンをもらっているからです。
あなたに買ってもらえれば、そのFPはお金がもらえるのです。

実際私も、不動産投資会社から、
「販売のお手伝いをして頂けませんか?」
と誘われたことがあります(もちろん、きっぱりお断りしました)。

その業者から話を聞いて分かったことは、FPは販売報酬として販売金額の2~4%がもらえるということでした。

仮に不動産価格が5,000万円で、3%の販売報酬がもらえるとすれば、そのFPは150万円を手にすることが出来ます。150万円もらえるから、客に無理させてまで不動産投資をすすめているのです。

大した信念もなく、目先の利益しか追求しないインチキFPであれば、150万円は目がくらむ金額だと思います。あなたのことを考えているフリをして、自分の利益のことを考えているのです。非常にけしからんことだと思います。

あなたが目の当たりにしているFPは、どこを見て仕事をしていますか。そのことをじっくりと観察してみれば、信頼に足るFPかどうかは見抜けます。

世にはびこるインチキFPにはくれぐれもご注意ください。

お読み頂きまして、ありがとうございました。

ー--------------------------
【お問い合わせ等はこちらへ】
 常総FP事務所
 メールアドレス:contactアットjoso-fp.main.jp
        (アットは@に置き換えてください。)
 TEL:0297-21-3775 または 050-3701-6276
ー--------------------------

2023年04月26日

chatGPTに、禁断の質問をしてみました!

常総FP事務所のホームページにアクセスして頂き、ありがとうございます。
また、当コラム(ブログ)をいつもご覧頂きまして、ありがとうございます。

今回は、今、巷で大きな話題になっている
「chatGPT」
に、面白い質問をしてみました。
(chatGPTをご存じない方は、google等で検索してみてください。)

【質問】
ファイナンシャル・プランナー(FP)が信用できないのはなぜだと思いますか?

その結果を以下に添付いたします。
(クリックすると別ウィンドウで開きます。)


いかがでしょうか。

chatGPTは必ずしも正しい応答をしてくれるとは限りませんが、これに関して言えば、全て当たっていると思います。

この中でも特にひどいのは、
「2.営業目的の勧誘」
ですね。

お客様の利益を置き去りにして、自己の利益確保に奔走するインチキFPが多数存在しますのでご注意ください。

私が本当に許せないのは、表面上は、
「お客様第一主義」
「全てはお客様のために」
などと言っておきながら、お客様には損害を与え、自分は利益をがっちり確保するFPがたくさんいることです。

FPだって職業でやっているのですから、自己の利益を目指すのは当然です。しかし、お客様に損害を与えることは許されません。

・お客様が獲得した利益の中から、いくらかを分けて頂く
・知識や知見、サービスを提供して、その対価を頂戴する

というのがFPのあるべき姿です。保険などの金融商品販売や、不動産販売に奔走するのは、FPのあるべき姿ではありません。こんな連中には、本当に怒りを覚えます。

くり返しになりますが、世にはびこるインチキFPにはくれぐれもご注意ください。

お読みいただきまして、ありがとうございました。

ー--------------------------
【お問い合わせ等はこちらへ】
 常総FP事務所
 メールアドレス:contactアットjoso-fp.main.jp
        (アットは@に置き換えてください。)
 TEL:0297-21-3775 または 050-3701-6276
ー--------------------------

2023年02月20日

保険で葬儀代に備える?冗談はやめて下さい!②

常総FP事務所のホームページにアクセスして頂き、ありがとうございます。
また、当コラム(ブログ)をいつもご覧頂きまして、ありがとうございます。

今回は、前回の続きといたしまして、
「葬儀代を保険で備えること(高齢者が生命保険に入ること)」
がいかに損であるかを、具体的な商品を用いてお話いたします。

以下、ある大手生命保険会社のWebサイトで見積もった結果です。

【見積結果】
  加入年齢:70歳(男性)
  保険期間:終身(原則、保険金は必ず受け取れる)
  保険料払込期間:終身(原則、亡くなるまで払う)
  保険金:200万円
  保険料:月額16,496円

【参考情報】
 70歳男性の平均余命は、15.96年。
 (令和3年簡易生命表より)

ここから言えることを述べます。

70歳男性は、平均的にはあと約16年生きることができます。
その間、この生命保険に加入すると、支払総額は約317万円です。
それに対して、受取総額は200万円です。
これだけ見ても、約117万円の損であることが理解できます。

これに加えて、インフレによる目減りも考慮すると以下のようになります。

【インフレ率1%と仮定した場合】
 支払総額の現在価値:約294万円
 受取総額の現在価値:約171万円
 差引:約123万円の損

【インフレ率2%と仮定した場合】
 支払総額の現在価値:約274万円
 受取総額の現在価値:約146万円
 差引:約128万円の損

ちなみに、2022年のインフレ率は2.5%となっています。
(総務省統計局「2020年基準 消費者物価指数 全国 2022年(令和4年)平均 (2023年1月20日公表)」より)

この保険に加入すると、100万円以上損をしてしまうのです!
いかに不要なものかがご理解いただけるかと思います。

最後に申し上げます。
葬儀代を保険で備えることは、

 絶対に否、全くあり得ません!

くれぐれも判断を誤らないよう、ご注意ください。
お読み頂きまして、ありがとうございました。

ー--------------------------
【お問い合わせ等はこちらへ】
 常総FP事務所
 メールアドレス:contactアットjoso-fp.main.jp
        (アットは@に置き換えてください。)
 TEL:0297-21-3775 または 050-3701-6276
ー--------------------------

2023年02月15日

保険で葬儀代に備える?冗談はやめて下さい!①

常総FP事務所のホームページにアクセスして頂き、ありがとうございます。
また、当コラム(ブログ)をいつもご覧頂きまして、ありがとうございます。

本日は、広告やテレビCMなどで時々目にする、葬儀代を保険で備えること(高齢者が生命保険に入ること)についての是非について述べたいと思います。

結論から先に申し上げますと、
 絶対に否、全くあり得ない
となります。なぜこのように言えるのか、ご説明していきます。

まず、保険とはどのようなものかを簡単に説明いたします。

保険とは・・・
 火災・死亡など偶然に発生する事故によって生じる経済的不安に備えて、多数の者が掛け金を出し合い、それを資金として事故に遭遇した者に一定金額を給付する制度。
(デジタル大辞泉より)

つまり、簡単に言えば、
「お金に困るような偶発的な事故に備えるもの」
と言うことができます。

例えば、

・自動車での事故に備えて、自動車保険(対人・対物)に入る
・火災や地震に備えて、火災保険(地震保険)に入る

といった事象については、保険が力を発揮します。

自動車事故では、特に対人賠償において、自分では払いきれない多額の賠償が発生する場合があります。

また、火災で自宅が焼失したら再建しなければなりませんが、自宅をもう一度購入できるほどの財力がある方は、そう多くないと思います。

これらのリスクに備えて、保険に加入するのは合理的なことです。

一方、葬儀代を保険で備えることに関してはいかがでしょうか。

一般的に、高齢者が加入できる生命保険の保険金は、だいたい100万円~200万円といったところです。

100万円~200万円って、既に持っていらっしゃいませんか?
なぜ、わざわざ保険会社に手数料を払って、保険に入るのでしょうか。

また、上でも述べたように、
「偶発的な事故」
に備えるのが保険の目的です。

若い方がお亡くなりになるのは偶発的と言えますので、若いうちだけ、定期の死亡保険に加入することは検討しても良いと思います。

しかし、ご高齢の方がお亡くなりになることは、偶然ではありません。誰でもいつかは亡くなりますので、必然です。

必然に備えるのは、保険ではなく預貯金です。

生命保険に入ると、何となく得をするような錯覚を起こすことがあります。それは、自分の死亡リスクを高く見積もり過ぎていることと、お金の時間的価値を理解できていないからです。

得をするのは生命保険会社です。確率的には、加入者は損をするように出来ています。加入する必要はありませんので、判断を誤らないようお気を付けください。


今回はここまでにさせて頂きたいと思います。
次回は、具体的な商品例を用いて、いかに損な商品であるかをご説明させて頂きます。

ここまでお読み頂きまして、ありがとうございました。


ー--------------------------
【お問い合わせ等はこちらへ】
 常総FP事務所
 メールアドレス:contactアットjoso-fp.main.jp
        (アットは@に置き換えてください。)
 TEL:0297-21-3775 または 050-3701-6276
ー--------------------------

2022年10月20日
» 続きを読む