そのFP、本当に信用できる人ですか?②

当事務所のWebサイトに訪問して頂きましてありがとうございます。
また、当コラム(ブログ)をいつもご覧頂きまして、ありがとうございます。

今回の記事は、9月5日に公開いたしました、
そのFP、本当に信用できる人ですか?①
の続編としまして、信用できないFPについて追加でご説明していきたいと思います。

前回、 
 ①やたらと「相談無料」を強調するFP
 ②銀行・保険会社・保険代理店などに所属”している”FP
 ③資格を明示していないFP
を信用できないと申し上げましたが、今回は、
 ④金融機関・投資会社・保険代理店などに所属していることを分かりにくくしているFP
についてご説明していきたいと思います。


④金融機関・投資会社・保険代理店などに所属していることを分かりにくくしているFP

これは、
「②銀行・保険会社・保険代理店などに所属”している”FP」
と似ていますが、②よりはるかに悪質なパターンです。

仮にそのような機関に所属していても、名刺やパンフレット等にその旨が大きく記載されていたり、会社の名前や店舗名に「保険」や「不動産」などの言葉が入っていれば、
「この人は、保険や不動産投資などの商品を売る人なんだな。」
と分かったうえで接することが出来ます。

一方、それらを分かりにくくしているFPに対しては、それと分かったうえで接することが出来ません。はじめのうちは、

「家計のことを一緒に考えていきましょう!」
「お金のドクターに相談してみましょう!」
「お金の悩みはFPが解決!」
「老後に備えて、資産形成を考えていきましょう!」

などと言ってきて、いかにも親身に相談に乗ってもらえるかのような錯覚に陥ります。そのまま相談を続けていくと、

「このままでは、将来○○万円不足することになります」
「もし、ガンなどで入院することになったら、□□万円必要になります」
「老後は1カ月△△万円の生活費が必要になりますので、公的年金では賄いきれません」
「世帯主様に万が一のことがあったら、家計は毎月◇◇万円足りなくなってしまいますので、早急な対策が必要になります」

などと、だんだん不安を煽られてきます。ここで不安になってしまったら、相手の思うつぼです。

「○○保険に入って、一生涯の安心を手に入れましょう!」
「△△年金に入って、不足分を積み立てていきましょう!」
「働けなくなった時に備えて、□□保険がおススメです!」
「◇◇に投資して、お金に仕事をしてもらいましょう!」

などと言ってくるでしょう。
家計の相談だったはずが、いつの間にか保険や投資商品のセールスに話がすり替わっているのです。これが、彼らの本当の目的なのです。

身分や目的を分かりにくくしてお客様に接することは、非常に卑劣な行為だと思います。そのような人たちがこの業界には少なからず存在しますので、細心の注意を払うようにしてください。

また、当事務所と同じように、「独立(系)FP事務所」を標榜している事務所であっても、保険などの金融商品を取り扱っている業者もあります。相談料金を得たうえ、さらに金融商品販売でマージンも得ようとする業者があります。そのような業者は全くお勧めできませんので、関わらない方が賢明だと思います。

今後、ファイナンシャルプランナーと称する人と接する時は、このようなことも気にしてみてください。


そのFP、本当に信用できる人ですか?① のまとめ

なお、①から③は、前回のブログをご参照ください。


最後までお読み頂きまして、ありがとうございました。



 お問い合わせ等はこちらへ
 (メールアドレス):contactアットjoso-fp.main.jp
  (アットは、@に置き換えて下さい。)

2021年11月15日